Vol.1 "Petit France" 神楽坂
江戸時代から続く歴史ある街「神楽坂」。
和の街としてのイメージが強いこのエリア、実は知る人ぞ知るフランス人コミュニティの中心地でもある。
多くのフランス人が住まい、本格的なビストロやレストランが軒を連ねる街「神楽坂」。
ゆったりとした週末の一日、フランスの薫りを楽しみにあなたも足を運んでみませんか?
石畳の街角
神楽坂を上って毘沙門天方面へ。
ゆるやかな石畳の階段を上った先には、パリの街角でもよく見かけるオープンカフェ。開放的なテラスでゆったりとコーヒーを楽しみながら、過ぎゆく街の風景を眺める、そんなパリでは当たり前の光景が、ここでも展開されている。
細い路地を入って足元に目を向ければ、プジョー独特の足回りを育んだパリを彷彿とさせる、石畳が続く。店先にさりげなく置かれた彩りあふれる鉢植えや軒先を飾るアールデコ調の街灯と相まって、この街にしっかりと根付いた「フレンチ」を感じさせる。
フレンチ・レストラン「BOURGOGNE」の案内表示。
フランスの標識を模した看板は、
フランスのエスプリにあふれている。
フランス人の認めるフレンチ
路地を抜けた通りにあるリヨン料理専門店「ルグドゥノム ブション リヨネ」。フレンチコミュニティの中心地として著名なフレンチ・レストランがひしめくこの界隈でも、リヨン料理専門というのはかなりめずらしい。フランスから取り寄せたという調度品と螺旋階段のある店内は、パリの路地裏にあるこじんまりしたレストラン、といった雰囲気である。「リヨン料理とは素材を生かすこと」と語るオーナーシェフのクリストフ・ポコ氏の仕切る厨房で作り出される料理は、フランスのおふくろの味を忠実に再現したフランス人シェフならではの味。懐かしい味を求めて、足しげく通うフランス人も多いとか。肉料理が好きなフランス人をもうならせる濃厚な料理の数々を、ぜひ、お試しあれ。

ルグドゥノム ブション リヨネのランチメニューから上・リヨン風サラダ、ボリュームがあります。
下・ラム酒風味のババ、別添えのラム酒をかけてでいただく。
ルグドゥノム ブション リヨネ東京都新宿区神楽坂4-3-7
TEL 03-6426-1201
フレンチ・カルチャーの発信地 日仏学院
瀟洒な屋敷の連なる通りを抜けた先にある「東京日仏学院」。日本におけるフレンチ・カルチャーの発信地として、様々なフランス関連のイベントを展開しているだけでなく、フレンチコミュニティのあるこの街の中心らしく、多くのフランス人が利用する施設でもある。
エントランスにディスプレイされたカラフルな椅子のコレクションや色鮮やかなブックショップに売店等、一歩足を踏み入れれば、そこはフランスそのものの空気感に満ちている。
中庭のカフェレストランで自然のままにのびやかに枝を伸ばす緑を楽しみながら食事を楽しむもよし。フレンチ・レッドで統一された館内のカフェで名物のバナナケーキをいただくもよし。周囲に飛び交うフランス語も耳に自然になじんでいく。
「東京日仏学院」はフランス政府の公式機関。フランス語とフランス文化の架け橋となるべく1952年に誕生。
語学学校、文化センター、情報発信基地の要素を兼ね備えた
まさに「日本の中のフランス」。
東京日仏学院/東京都新宿区船河原町15
エントランスにあるブックショップ
庭にあるレストラン「ラ・ブラスリー」
プチ・フランスを探して街をそぞろ歩いているうちに日も暮れて、そろそろディナータイム。
神楽坂は、その味を競いグルメをもうならせる、あらゆるフレンチ・レストランの数々がひしめく街。
今度来たときは、本格的なフレンチ・ディナーで楽しんでみるのもいいかもしれない。

掲載日:2008/12/18
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