
メルカリを含めたせどりの確定申告で必要な会計ソフト。種類もかなりあるし、会計に興味がない人にとっては、選ぶのすら面倒ですよね。
正直、どれも同じじゃない?と思うかもしれませんが、じつは、個人事業主のようにスモールビジネスであれば、選ぶべきソフトは決まってきます。
それを外すと、
- 税制改正やバージョンアップに手間取る
- 維持コストがかなりかかる
- 専門的すぎて使いづらい
- 税理士とのデータ共有がうまくいかずストレスになる
といった、あとあと面倒なことになります。
とはいえ、会計や会計ソフトの知識もないのにどうやって選ぶの?という方のために、
この記事では、
この記事の内容
- 会計ソフトの失敗しない選び方
- おすすめの会計ソフト
について、

税務の実務に通算18年従事して、十数種類の会計ソフトを扱ってきた私が、個人事業主向けの視点でお教えします。
確定申告を想定して、これから会計ソフトを探す個人事業主には必見の内容になっています。
結論から言うと、
会計ソフト選び、失敗しないためのポイントは以下の3つです
- クラウド型であること
- 確定申告((青色申告、白色申告)に対応
- お試し期間がある
失敗しないための3つのポイント

個人事業主の会計ソフト選びで、大事な3つのポイントを一つずつ解説していきます。
クラウド型であること
会計ソフトには、パソコンにインストールして使うインストール型とインターネット上で、ID・パスワードでログインして使うクラウド型があります。
おすすめするのはクラウド型で、メリットは以下です。
クラウド型のメリット
- 法改正などがあっても自動でバージョンアップされる
- データのバックアップが不要
- 税理士に依頼するときのデータのやり取りが楽
- 銀行口座やクレジットカードとの連携でデータ取込みによる自動仕訳ができる。
一方デメリットもあって、まとめると以下になります。
クラウド型のデメリット
- 仕訳入力時にインストール型より動きが遅い
- 部門管理などの多種多様な機能はない
- ID・パスワードが漏洩すれば容易にアクセスが可能
デメリットを見るとわかるとおり、大きな企業でなければ、デメリットとは感じない内容となっています。
確定申告(青色申告、白色申告)に対応
会計ソフトは、そもそも事業の取引を仕訳で入力して、総勘定元帳、決算書などを作るのが本来の機能です。これに部門管理などができるように機能を向上させています。
そのため、個人の確定申告で利用するには、個人事業用のものがベストです。
個人事業用であれば、確定申告を想定したつくりになっているので、会計の入力だけでなく、申告用ソフトとして機能します。
確定申告書に添付する事業の決算書は青色申告なら「青色申告決算書」で白色申告なら「収支内訳書」という独自の様式です。
青色申告決算書

収支内訳書

個人事業用でない会計ソフトで、確定申告の様式に対応していないと決算書の数値をもとに手入力する必要がでてきて、その分手間取ります。
お試し期間がある
会計ソフトの機能がすごくても、使いやすさは、その人の主観なので、使ってみないと自分に合うかどうかわかりません。
購入したけど、「イマイチ使いづらい」となっては元も子もないですよね。
後悔しないためには一度使ってみるより他ありません。
とはいえ、全ての会計ソフトに、お試し期間があるわけではないので、選ぶ際には、お試し期間があるものを選択しましょう。
会計ソフト選びの前に白色申告か青色申告かの確認を

とりあえず事業で確定申告するから会計ソフトを選ぶという前に、白色申告でするのか?青色申告でするのか?を確認しましょう。
じつは、個人事業の確定申告向けの会計ソフトは青色申告を基準にしています。
つまりは複式簿記という正規の簿記が基準になっているんですね。
でも、白色申告では簡易な記帳でOKなので、わざわざ複式簿記を使う必要はないです。
また、確定申告書は、青色申告でも白色申告でも違いはないですが、添付する決算書は様式が違います。
青色申告の場合は「青色申告決算書」、白色申告の場合は「収支内訳書」という書類になります。
青色申告決算書

収支内訳書

会計ソフトがどちらに対応しているか確認しないと、確定申告する時期にあわてることになるので要注意です。
白色申告のおすすめ会計ソフト

会計ソフト選びでの3つのポイント、
- クラウド型であること
- 確定申告((青色申告、白色申告)に対応
- お試し期間がある
の要件を満たすもので、白色申告に対応しているのは
じつは、「やよいの白色申告オンライン」しかありません。
やよいの白色申告は他社にはない、白色に必要な項目だけのシンプル機能なので、楽で使いやすいです。
しかも驚くことに無料で使えます。
料金プランは3通りありますが、無料のフリー―プランで十分です。
ちなみに、3つのプランの違いは、ベーシックプラン以上であれば、操作サポートがつくので、操作について電話・メール・チャットでの相談が可能になります。さらに最上位プランのトータルプランでは、ソフトの操作だけでなく、仕訳や経理事務といった実務的な相談が可能になります。
やよいの白色申告オンライン 料金プラン
タイトル | フリープラン | ベーシックプラン | トータルプラン |
確定申告書・消費税申告書作成 | 可 | 可 | 可 |
操作サポート(電話・メール・チャット) | 不可 | 可 | 可 |
業務相談(仕訳・経理業務・確定申告・消費税改正) | 不可 | 不可 | 可 |
年間料金(消費税抜) | 無料 | 1年目 4,000円 2年目以降 8,000円 | 1年目 7,000円 2年目以降 14,000円 |
入力した取引データは「やよいの青色申告オンライン」に取り込めるので、将来的に青色申告をする場合も便利です
青色申告のおすすめ会計ソフト

青色申告で会計ソフト選びの3つのポイント、
- クラウド型であること
- 確定申告((青色申告、白色申告)に対応
- お試し期間がある
の要件を満たす、おすすめの会計ソフトは以下の3つになります。
- やよいの青色申告オンライン
- freee
- MFクラウド確定申告
中でも一押しなのは、やよいの青色申告オンラインです。
やよいの青色申告オンラインがイチオシな理由
やよいの青色申告オンラインを推す理由は、圧倒的なコストパフォーマンスです。
個人事業の確定申告で一番必要な機能は確定申告書・消費税の申告書の作成です。
3社のプランを比較すると、freeeとMFクラウド確定申告は、最安値のプランでは消費税申告書の作成まで対応していません。
でも、やよいの青色申告であれば、消費税申告書作成までが最安値のプランで作成できます。さらに最安値プラン同士の比較でもやよいの青色申告が最も安く、そのうえ、初年度は無料です。
やよいの青色申告オンライン | freee | MFクラウド確定申告 | |
確定申告書作成 年間料金(消費税抜) | セルフプラン 初年度無料 2年目以降 年/ 8,000円 | スタータープラン 年 / 11,760円 | パーソナルミニプラン 年 / 9,600円 |
消費税申告書作成 年間料金(消費税抜) | 〃 | スタンダードプラン 年 / 23,760円 | パーソナルプラン 年 / 11,760円 |
ちなみに、やよいの青色申告は、初年度無料で使っても気に入らなければ、キャンセルが可能です。つまり1年間無料で使えます。
やよいの青色申告オンラインおすすめのプラン
やよいの青色申告オンラインにも料金プランは3通りあります。おすすめのプランは一番最安値のセルフプランです。
セルフプランで確定申告書・消費税申告書までできます。上位プランになると、何がよいか?というと、
ベーシックプラン以上であれば、操作サポートがつくので、操作について電話・メール・チャットでの相談が可能になります。さらに最上位プランのトータルプランでは、ソフトの操作だけでなく、仕訳や経理事務といった実務的な相談が可能になります。
とはいえ、とりあえず、確定申告で利用するうえでは、申告書の作成ができればよいだけで、初年度無料で使えるセルフプランで十分です。
やよいの青色申告オンライン 料金プラン
セルフプラン | ベーシックプラン | トータルプラン | |
確定申告書・ 消費税申告書作成 | 可 | 可 | 可 |
操作サポート(電話・メール・チャット) | 不可 | 可 | 可 |
業務相談(仕訳・経理業務・確定申告・消費税改正) | 不可 | 不可 | 可 |
年間料金(消費税抜) | 1年目 無料 2年目以降 8,000円 | 1年目 6,000円 2年目以降 12,000円 | 1年目 10,000円 2年目以降 20,000円 |
まとめ
会計ソフト選び、失敗しないためのポイントは以下の3つです。
- クラウド型であること
- 確定申告((青色申告、白色申告)に対応
- お試し期間がある
会計ソフトを選ぶ際は、白色申告か青色申告かを明確にして選びましょう。
白色申告の場合、やよいの白色申告オンラインなら、セルフプランを選ぶと十分なスペックのうえ、ずっと無料で使えます。
青色申告の場合、やよいの青色申告オンラインなら、セルフプランを選ぶと、確定申告・消費税申告書まで作成可能で、初年度は無料、2年目以降も年間8,000円と他社より安い料金で利用できます。