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本日、フェリーヌ日和

Vol.6 207 Styleで秋ドライブ。紅葉と間欠泉を巡る週末

都会でのドライブが楽しい207だが、雄大な自然の下でのロングドライブだってお手の物。例えば今なら、鬼怒川沿いを上流へ北上するルートがおすすめだ。行く先々で色づき始めた木々が楽しめるし、ゴールには日本で有数の間欠泉が待ち受ける。山道ならではのドライビングプレジャー、人との触れあい、荘厳な景色、自然の神秘......。そこには、都会の喧騒から離れるからこそ得られる経験が溢れている。

いつもの都心でのドライブから少し趣向を変え、大自然を満喫したくなった。新型207のアデン・レッドに刺激されてか、紅葉を見に行きたくなったのだ。山奥にあるという間欠泉も楽しみの一つ。山深いエリアではすでに色付き始めているようだし、天気予報通りのドライブ日和。助手席の彼女はまぶたが重そうだが、とにかく出発だ。

とりあえず進路は北。207ならではの躍動感あふれるドライビングを楽しみながら、ひたすら北上する。東北自動車道を抜け、日光宇都宮道路へ入るまではあっという間。いつの間にか、本来の目的を忘れるほどドライブを堪能していたらしい。

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日光宇都宮道路から先はずっと山道が続くから途中の今市で休息を入れることにしようか。思い出したのは前から行ってみたかった「日光珈琲」。現地の人の親切な道案内もあって、難なく辿り着くことができた。

「やっぱり、目覚めのコーヒーは美味しいね」。

"目覚め"というにはちょっと遅い時間という気もするが、さっきまで眠い目をこすっていた彼女は、すっかり笑顔満開。もちろん、美味しい理由は気分だけではない。日光連山によって濾過された水や、自家焙煎ならではの豊かな香りが、芸術品にも似た飲み物を生み出しているのだ。

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この建物のリノベーションには3年間を要し、その間に知り合った方々が同じ物件内で「analog books」、「cocoloya」を営んでいるという。コーヒーを飲み終えた後、早速その書店とギャラリーを覗いてみた。どのお店にも、温もりとゆとりが満ちていて、都会とは異なる人との触れあいにも、すっかり癒された。

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休息は充分。そこで再び207を走らせ、R121をしばらく北上すると、「龍王峡」が見えてきた。その名が示す通りの、龍の姿を思わせる圧倒的な景観に息を飲む。その魅力に誘われるままクルマを降りて川沿いの遊歩道を進むと「虹見の滝」が現れた。日の光が反射し、鮮やかな虹のアーチを描いている。7色の神秘に見とれながら隣を見ると、彼女もこの景色に見入っていた。

「綺麗だね。何時間でも見続けられそう」。

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龍の余韻にひたりながら、紅葉の景色を求めてR121からR23へ。長閑な風景の中に色付いた木々が増え始め、期待通りの彩りに心が躍る。野門トンネル付近で右に折れ、曲がりくねった山道に入る。こういう山道でこそ猫足の本領発揮だよな、って思いながら207で疾け抜けていく。

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辿り着いた先は「瀬戸合峡」。荘厳な岩壁が屏風のようにそそり立つ紅葉の名所だ。既にその鮮やかな色合いをを情熱的に主張し始めている山々は"美しい"のひと言。思わず、赤々と色づいた木々にカメラを向ける。

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さらに、渓谷からの高さ106m、全長75mという「渡らっしゃい吊橋」を(内心ビクビクしながら)渡ると、深い谷にそびえる「川俣ダム」の堤体を臨むことができた。圧倒的な迫力。雄大な自然とはまさにこのことだ。

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さらにダムの奥に控える「川俣湖」に沿ってR23を進むと、ゴールとなる「間欠泉」が見えてきた。高さ数十メートルまで吹き上がる「間欠泉」は、鬼怒川を眼下に見据える「噴泉橋」から見下ろすこともできる。実は間欠泉の仕組みは解明されていないらしい。そんな神秘的な現象をぼんやりと眺めながら、今日のドライブを思い返してみる。207の快適性も手伝ってか、疲労感よりも満足感の方が遥かに大きい。隣の彼女も同じ感想のようだ。

「また、ドライブ連れて行ってね。もちろん、この207で」。

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●日光珈琲

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10年間、鹿沼でファンを増やし続けてきた饗茶庵の2号店。3年掛けて明治時代の建物をリノベーションし、2009年4月にオープンした。江戸時代に宿場町として繁栄した"今市"や、多くの文化人から愛されてきた"日光"の息吹を感じることのできる喫茶店。自家焙煎珈琲はもちろん、地元食材を使った料理も絶品だ。

  • 住所:栃木県日光市今市754 玉藻小路左
  • TEL:0288-22-7242
  • 営業時間:11:30~21:00
  • 定休日:月曜日
  • URL:http://www.nikko-coffee.com/

●analog books

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平凡かもしれないけれど、ちょっと気になる本を集めたという書店。高価で小難しい本はないので、友人の本棚を覗き見る気分で楽しむことができる。アート好きや女性の常連客が多く、2~3時間と長居する人も珍しくないとか。最近の注目は大人も楽しめる絵本で、不定期的に作品展なども開催している。

  • 住所:栃木県日光市今市754 玉藻小路右手前
  • TEL:0288-26-3751
  • 営業時間:13:00~18:00(土曜~19:00)
  • 定休日:月曜日(祝日の場合はその翌日)
  • URL:http://analogbooks.blog117.fc2.com/

●cocoloya

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絵描きでもあるayum氏が店主を務めるアトリエ。谷中→根津→今市と拠点を移してきたその経歴から、ayum氏の人柄や作風が伺える。自身の作品はもちろん、厳選した作家によるアートワークや小道具を展示販売している。現在の主な展示作家は、aozorayohinten(洋裁)、gallery kuromame(照明)、nido(ステンドグラス)など。

●龍王峡

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およそ2kmにわたる渓谷は約2200万年前の海底火山の爆発で溶岩が流れ出して形成された紫龍ヶ渕、その上に火山灰が体積して出来た青龍峡、さらにその上に白っぽい流紋岩が流出した白龍峡という3つの区画で構成されている。多数の奇岩怪石によって、龍が踊っているような景観がその名の由来。虹見の滝といった名所も多数。

●瀬戸合峡

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川俣ダムから川下へおよそ2kmに亘ってつづく渓谷。ダム付近の両側には高さ最大500~600mを誇る見事な大岩壁がそびえている。日光連山や奥鬼怒の山々が一望でき、コバルトブルーの湖面と渓谷美のコントラストは圧巻。秋の紅葉シーズンには、さらに美しい景観が楽しめる。県道23号線や渡らっしゃい吊橋から見下ろすとまた違った味わい。

●間欠泉(噴泉橋)

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噴泉橋の真下にある間欠泉は、40~50分おきに約30mの熱湯を吹き上げる。地響きとともに噴き上げる瞬間、自然の力の脅威に驚かされる。気温の低い日には白い湯気が立ち、さらに迫力のある光景が楽しめる。展望台には足湯も用意されているので、待ち時間にはゆったりと癒されたい。

掲載日:2009/11/9

※本ウェブサイトに掲載されている情報は、掲載時点における情報です。
掲載した時点以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

本日、フェリーヌ日和 バックナンバー一覧

  • vol.7 厳かに。秘めたる力を宿す旅。
  • Vol.6 207 Styleで秋ドライブ。紅葉と間欠泉を巡る週末
  • Vol.5 308 CC Premiumで秋ドライブ。吹き抜ける風と季節の実りを愉しむ。
  • Vol.4 207SW GTiで走りを楽しむ西伊豆ドライビング
  • Vol.3 407SWで行く山中湖カジュアル・アウトドア・ドライブ
  • Vol.2 青山~外苑、休日ドライブ (207 Style)
  • Vol.1 葉山で過ごすスローな週末 (308SW)